ギャズ・メイオールのコンピ
今年のフジロックは個人的には不快なことが多かった。
どのステージでも椅子問題が顕著化していることや、ゴンちゃんの解禁日前の密漁等々。
それはさておき。(また別の機会にでも)
その中で、一番楽しんだのがクリスタルパレスであったThe Trojansのリーダーであるギャズ・メイオール(Gaz Mayall)のDJ。
「古き良き時代」という形容が合いそうなオールディーズなR&Bやブルース、スカ、カントリー、ブギをおそらく7インチで1曲1曲かけていくという形。
音質はもちろん粗めながら各パートがレコーディングの場でしっかり鳴らされていて、多くはバンドが機嫌よくスイングしているの目に浮かぶように伝わってくる音源。
それがクリスタルパレスのアール・デコ様式(公式では英語読みで「アート・デコ」と)の室内の雰囲気にフィットして、ヘッドライン後の「まだこの日を終えたくない」という気持ちを掬い上げてくれて、とても最高だった。思わず、連日足を運んだ。
ただ勉強不足なことにその時流れていた曲が誰の、どういった曲かは全然わからなかった。
フジから戻った後、Gazのプレイリストを調べようとしてたり、Apple Musicで"Gaz Mayall"を検索したりした。でも求めるものは出てこなかった。
それが先ほど、ふともう一度プレイリストを探そうとして、Gazの主催しているGaz's Rockin' Bluesで検索したところ、コンピがあることがわかった。
で、上のリンクを見るとアーティストがV.A.になっているのに気づいた。そこで、Apple Musicでも同じようにGaz's Rockin' Bluesで検索すると3つのアルバムが出てきた。
以下「アルバム・タイトル/アーティスト名」の順。
・Gaz's Rockin' Blues/Various Artists
・Ska Stars of the 80's/Gaz's Rockin' Blues
・Ska Stars of the 90's/Gaz's Rockin' Blues
下の二つもGazのサイトに載っているアルバム。(こちら)
ただそれだけと言えばそれだけで、最初にちゃんといくつか検索をかけたらよかっただけの話ではあるものの。
早速聞きながら、「そうそう、この感じ」と嬉しくなっている。
アルバムに記載されているアーティスト名も少しずつ調べながら聴いていきたい。
そして、来年、またこのコンピにあるような音楽が大音量で流れていて(ギャズも踊ったり、みんなの中に入ってきたり、バナナをお客さんに配ってたり)最高に気持ちいいクリスタルパレスにぜひ行ければと。
フジロックとサマソニが終わって少し寂しくなっているのを、忘れさせてくれるような、逆に忘れられなくなるような何とも嬉しいアルバムを見つけられてよかった。
#fujirock と #summersonic の復習に、フェス予習のために聴くのを後回しにしていた人たちの新譜に、ここ1〜2週間の間に出た新譜(Frank Ocean等)にと、とても追いつかない。来月はJack Whiteに、Local NativesにWilcoに。
— kotootolog (@kotootolog) August 24, 2016
・・・。これもさておく。